Date:2002.12.13
Last:2002.12.20
戦闘における効果範囲とくらい範囲の関係、及び通常攻撃の攻撃効果範囲について。
このゲームの戦闘における いくつかの行動は、行動成功の条件として、対象が ある定められた範囲内に存在することを要求します。
例えば 近接武器攻撃をヒットさせるためには 攻撃対象が近くに存在することが条件となりますし、逆に遠隔武器を使用している場合には近くの相手に攻撃が当たらないということもあり得ます。
この要素は、各行動のもつ効果範囲と、各対象のもつくらい範囲が重なっているかどうかで判断されます。
この判断が行われる段階は基本的に「行動の予備動作が終了した時」となりますが、行動によっては「行動選択時」にも判断されることがあります。
基本的サイズの敵 及び主人公・味方キャラクタのくらい判定は、一律で下のように定められています。
○○○
横長の形になっていることが特徴で、いくつかの行動の有利・不利を決める要素にもなっています。(以降、くらい範囲を「○」で表記します。)
また敵味方ともに、基本的に互いのくらい判定が重なるように移動を行うことはできません。例外的に味方同士の場合に限り、横一マスの重なりのみ許容されるようです。
一般的な敵の通常攻撃がもつ効果範囲は、四つの向きの一つ一つに対し、以下のように定められています。(■を効果範囲として表記しています。)
■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■○○○
■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ○○○■■
■■■■■ ■■■■■ ■■○○○ ■■■■■ ■■■■■
■■■■■ ■■■■■ ○○○■■ ■■■■■ ■■■■■
全体的に、下側よりも上側の方に対して広い攻撃範囲をもっていることが分かります。
主人公及び味方キャラクタのもつ、近接武器を使用している場合の通常攻撃範囲を、下に示します。
■■■ ■■■ ■■■ ○○○
○○○ ■■■ ■■■
■ ■ ■○○○ ■ ■
■ ■ ○○○■ ■ ■
全体的に敵よりも攻撃範囲が狭いものの、唯一上側への攻撃範囲は、敵の下側への攻撃範囲よりも まさっています。
このことは、地形によって相手の下側への移動を制限できる場合などに、重要な意味を持ちます。
遠隔武器の場合は近接武器の場合と基本的に判定法が異なり、攻撃判定が敵か味方のくらい範囲に当たるまで進み続けるという方式をとります。この攻撃判定が敵味方どちらかのくらい範囲に当たった時点で攻撃判定は消え、さらに当たった相手が敵である場合にはダメージが与えられます。
以下の図では、攻撃範囲の移動するルートの方向を矢印で示します。攻撃判定は、矢印の根本から先の方へと進んでいくことになります。
また、攻撃範囲が現れない部分に含まれる位置に関しても、目安として「×」で示していることがあります。
・ ・ ↑ ↑ × × × ○○○
○○○ ↓ ↓ ↓ ・ ・
・・←←←× × ×○○○
×→→→・・ × ○○○×
近接武器に比べ攻撃判定の発生位置にくせがあるため、遠隔武器を使用する際には注意する必要があります。
上向きに攻撃した場合は手前側の三マスに攻撃判定が現れないため、地形と敵味方の位置関係によっては 詰んでしまう場合があります。左(右)向きの場合においては攻撃判定の出現位置が特徴的であり、くらい範囲の縦方向への小ささも手伝って、慣れるまではうまくヒットさせることが難しいかも知れません。
また遠隔武器の攻撃判定が移動する範囲は、ゲーム中に表示されることがありません(遠隔武器を装備していても、近接武器の攻撃範囲が表示されます。)。効率的に戦闘を進めるためには、攻撃判定の発生位置をプレイヤー側で記憶しておくことが必要とされます。