さ行
サタンリング(-,ring) [装飾品]
- 出自のよく分からない装飾品。「サタン」をどう解釈するかで、印象がかなり異なってくる。特にSatanとSaturnについては悩むものの、これらのどちらでもないという可能性もある。
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- デーモンズメイルですら呪われた品として存在する世界で、Satanの名を冠する品が人間に利益をもたらす効果をもつとは考えにくい
- Satanという語の発音は、むしろセイタンに近い
- この世界には、Satan対Godという二項対立の構図は見られない。即ち、Satanなる概念が存在すること自体の可能性が低い
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- Satanという語は日本語の文脈中では「サタン」と表記されることが多く、Saturnという語はむしろ「サターン」と表記される傾向がある
- 土星は太陽系に限定される存在であるはず
- 目の前にあるリングを土星の輪と見立てる理由は少ない
- クレストの初期装備品として、ゲーム中では一つだけが入手可能。
- 装備すると防御力が2ポイント上昇し、素早さが上がり、MP回復能力が得られるという効果がある。装飾品のなかでも強力な部類に入る。
- 使用すると使用者のレベルに応じた火の攻撃魔法を発現させることができるものの、貴重な品であるうえにやや壊れやすいため、使用にはそれなりのリスクが伴う。
- なぜか、四種のリングの中で最も売却時の値段が安い。
サンダー・ソー(thunder,saw) [魔法]
- 風属性 第二の魔法。
自分の進行方向にプラズマを走らせ複数の敵を貫きダメージをあたえる
。放電の様子がのこぎりの刃をなすように思われたことが、名前の所以なのだろうか。
- 離れた複数の敵が攻撃できるという意味では、攻撃魔法独自の優位性をもつ 最初の魔法といえるかも知れない。
- 火属性のフレイム・ランスと対になる存在。フレイム・ランスと比較すると、効果範囲のタイプが異なり 威力がやや低めとなっている。
死 [状態異常]
- 生命力が1である状態でHPが0になると陥る、状態異常の一つ。
- いくつかのイベント戦闘における扱いにも見られるように、本来は失敗の度合の許容限界として存在していた節がある。
- パラメータ操作に不自由しなくなると、滅多に見ることがなくなる。また、リインカネイトを習得すると、重みがまるでなくなってしまう。
司教 [職業]
- 司祭らのうちで、とくに監督的役割を担う者。教会が施療院その他としての機能を持つ世界では、また特有の必要性がある存在なのかもしれない。
- 知性・防衛力・守護という、ともすれば反発する能力を条件として要求するため、普通にプレイしているとなかなかお目にかかれない職の一つとなっている。
- 生命力を得る職としてはもっとも能力値変化が穏やかで、扱い易い。スクロールを習得するために必要な能力値変化の量も、実は最小で済む。
詩人 [職業]
- ある位置に配置された言葉が持つ発音が ある音組み合せの型に従う という規則の下で言葉を配列し、音楽的な響きを備えた文の集合を作り上げることを仕事とする職業。作成物の性質から 職業の必要自体が副次的なものであるため、環境が富裕でない限り、生業として存在することは難しい。
- 習得スキルも能力値変化もない職業であること自体が、このゲームにおいては大きな利点となる。数回の労働によって多大な影響を受けるというシステムに慣れ始めた頃や、ゲームを手堅く進めたい場合などに非常に重宝する。
- ある意味でデフォルトのような存在であるにも関わらず、就業にそこそこの守護を必要とし、初期状態においては存在が隠蔽されているあたりが、いかにもこのゲームらしい。
邪 [固有名詞/一般名詞]
- 「斜め」や「不正」といった意味を持つ語。このゲームにおいては「光」「闇」に対する三つめの意志、および作用として扱われている。
- 正負の二項対立に比べるとイメージしづらいものの、古い西洋の占星術には、「動」「静」に対する「変化」という似た発想を見ることができる。
- 後から生じ、さらには造反した ということで反逆者・侵略者・卑怯者としての役柄をとっているが、その本来の位置・出自については複雑なものがある。
シャドウビースト(shadow,beast) [敵]
- 「害虫退治」の最後に戦闘することになる、影から湧き出てきた獣。首から上しか現れてこない。
- 攻撃力・HPが高く、ダメージが蓄積してくると回避不能・ダメージ固定の炎を吐き出すようになるため、正面から戦って勝つにはそれなりの戦力が必要となる。
- 炎は、位置によっては隣接していても当たらない。また敵の数が一体のみであり、飛び道具も炎に限られているため、左上の地形に誘いこめば近接武器でも安全に攻撃できる状況を作り出せる。
ジャンプ(jump) [スキル]
- 所持しているキャラクタが先頭にいるとき、特定の穴を飛び越して移動できるようになるスキル。きこりや羊飼いとして働くことで習得できる。
- 該当する地形のあるエピソードは「幻の家」「命の守り」に限られ、さらに実質的な利益が確認できているのは「幻の家」のみであるため、重要性には微妙なものがある。
- フィアナは、最初からこのスキルを習得している。
守護 [パラメータ名]
- パラメータの一つ。明らかに影響が確認されるものには、店の利用料金がある。
全てのことがらに関する「運」に関係
するらしいが、少なくとも戦闘での確率判定にはさほど影響していないらしい。
- 職業に関わる数値としては、条件として要求する職が多い割に上昇させる職が少ないという特徴から、一つの鍵となるパラメータになっている。
商人 [職業]
- 生産者から購入するなどの手段で物資を入手し、それになんらかの価値を加えて第三者に販売することを生業とする職業。扱う物資・付加する価値の種別や規模によって、その活動には多様な形態が存在する。
- なぜか、盗賊行為と同じほどに守護が低下していく。
- 知性系統に進むためにはほぼ必須となる。重要な職ではあるものの、習得スキルがなくパラメータ収支で不利なこともあって、それ以外の役割は期待しづらい。
ショートソード(short,sword) [武器]
片手用の小型の剣
。
- ホーリーナイフよりも高いわりに威力が低いため、ショートソード+に強化することができるという点だけが利点となる。
ショートソード+(short,sword,plus) [武器]
- ショートソードにオイルストーンを使用することで入手できる武器。
- エミリアの初期装備品。
- そこそこ使える品ではあるものの、オイルストーンの単価を考えると あまり得をしたような感は湧いてこない。魔術士系であればホーリーメイスなどの方が入手し易く、戦士系が最後まで使うにはやや威力が心許ないため、過渡期の装備にとどめられることが多い。
ショートボウ(short,bow) [武器]
- 市販の弓の中では最高の威力をもつ弓。「ショート」とはいうものの長い方の弓が見当たらないので、実質的に標準の弓といえる。
- 弓によるダメージはレベルによる影響をあまり受けないので、特に低レベルでは有効に利用できる。魔術士系のメンバーの標準自動行動でも攻撃を行なうようになるため、仲間に装備させておくのもいいかもしれない。
- ただし複数の敵を攻撃できず近接戦には不向きであり、仲間に装備させた場合は「攻撃」指示によって特定の敵を狙わせることがやりにくく、標準自動行動では一切の移動を行なってくれないなど、問題となりうる点も多い。
職人 [職業]
- 広く、物を製作することを生業とする職業人一般を指す語であるらしい。
- 変化パラメータの面では悪くないものの、変化が労働四回に一回というペースであるために、手間がかかる。能力値変化を起こすと同時にトラップの習得条件が満たされてしまう点も、場合によっては障害になる。
- むしろ変化ペースの穏やかさとスキル習得までの労働回数の余裕を利点として、資金稼ぎなどに積極的に利用することが可能な職でもある。
序章 [一般名詞]
- 本章にはいる前の章のこと。Wizap!においては特に、説明書の3ページから6ページにある内容のこと。
- ゲーム中や説明書の他の部分の文体に似ず、いくぶん混沌とした印象を受ける。また、文字単体からでは意味が多少掴みづらい部分もある。
- 映像などで効果的に補完すべく、例えばオープニング用などとして用意された文章だったのではないかとも思わせる一節。…と思っていたら、サウンドトラックにもきちんとナレーションとして収録されていた。
ショット(shot) [スキル]
- 遠隔武器の命中率が上がるスキル。狩人として働くことでのみ習得できる。
- 器用さが低い場合などには特に顕著に恩恵を得られる。不安があれば習得しておくのもよいかもしれない。
シルクローブ(silk,robe) [防具]
- 絹で織られたローブ、らしい。
- レザースーツと同額で同じ防御効果を得られる上、MP回復効果もつく。MP回復効果を得る装備としては最も手軽に手に入り、服扱いであるため さほど装備に制限がかからないという利点もあって、クリスタルリングなどが手に入るまでは 魔法を使用する人間にとって重宝する。
スイミング(swimming) [スキル]
- 先頭のキャラクタが所持していると、特定の水の中を移動することができるようになるスキル。漁師として働くことでのみ習得可能。
- 効果がある地形をもつエピソードは「エバンデ鉱山」「救出」「記憶の中に」に限られ、実効性のあるエピソードはそのうちの「エバンデ鉱山」「記憶の中に」に限られる。ジャンプとは逆に初期のエピソードと末期のエピソードに分かれており、全ての局面で活用するためには主人公が所持する必要があるという点で異なっている。
- ジャンプ同様、フィアナは最初からこのスキルを習得している。
スキル(skill) [カテゴリ名]
- 所持しているだけで効果を発揮する、キャラクタが所有する特殊な技能として設定されている。
- 主人公以外は手軽に習得でき、スキルの有無によって厳しく状況を制限されるようなこともあまりないので、なかば好みの拡張設定として気軽に扱える。
スクラップ!(scrap!) [防具/廃品]
使用済みの瓶や壊れた道具
。アイテムが使用され、破損した状態。
- 「その本来の使途に使われることはもはやないが、ほかの目的に利用可能なもの」という意味合いがあるらしい。
- 一応 体に装備することができるとはいえ、防御効果は全くない。基本的には捨てるだけの存在。
- 感嘆符の存在は、意外と識別の役に立つ。
スクロール(scroll) [スキル]
- 「巻物」を意味する語。戦士系のキャラクタでも魔法を覚えることができるようになるという効果がある。
- 戦士系とはいえ、特にFFなどは魔術士系に劣らぬほどMPが上昇していくので、習得する価値はある。必要であれば、主属性・友好属性の魔法を習得し終わった段階でスクロールを忘れるといった方法をとることも可能であるため、それほど負担にならないという点も優れている。
スケイルメイル(scale,mail) [防具]
- 鱗片を張り合わせて作られたという鎧。
- 鎧としてもさほど悪くない防御力をもつものの、この額の出費をするならば あと10Gほど足して、ブレストメイルなりチェインメイルなりをつけたほうがよい気もする。
スターメイス(star,mace) [武器]
鋲のついた小槌
。鋲のついた様子が星のような格好をなしていたのかもしれない。
- 戦士系と魔術士系のどちらも装備できる。しかし戦士系ならばロングソード、魔術士系ならばホーリーメイスが上位互換として存在しているため、どっちつかずの感がある武器。
スターライト(star,light) [スキル]
- 所持者がパーティにいるだけで、ダンジョンなどの暗いマップが明るくなるスキル。鉱員や盗賊として働くことで習得することができる。
- なにもなくともうっすらとマップを窺うことはできるので、必須のスキルではない。しかしこの明かりはファイヤー・ビーによるものよりも明るく、マップごとに消えてしまうこともないので、あると探索が楽になる。
- ラルファは、最初からこのスキルを習得している。
ストッパー(stopper) [一般名詞]
- 止めるもの。一般には、瓶の栓を指すらしい。
- 時間経過が止まる状況や、止まる要因を指してこう省略していた経緯がある。「1-4のストッパーを利用してスキルを全て習得させる」「イベントを発生させて強制的にストッパーをかけ、レベルを上げる」など。
- なぜ「かける」ものになるのかは不明。全然一般的な語ではないので、使用はお勧めできない。
ストライク(strike) [スキル]
素手による攻撃の命中率をアップ
する効果をもつスキルであったらしい。実際のゲーム中では、素手によるダメージをレベル倍する効果をもつ。
- 習得には僧兵について労働するしかないという条件もあり、一般的な存在というには程遠いスキルではあるものの、それなりのレベルに達すれば 最高ダメージだけなら最強レベルの武器にも匹敵する。
- ただしその性質上、ダメージのばらつきが大きいことが難点。強力な武器が手に入りにくいMWなどには、有用かも知れない。
スパイクグローブ(spike,grove) [武器]
鋲のついた格闘用のグローブ
。
- 特殊なダメージ計算が行なわれているらしく、全編を通して強力な部類に入るものの、終盤にはさすがにやや物足りなくなる。
- 序盤で手に入る武器を終盤まで役立たせるという発想自体がもともと稀有なものであるため、序盤・中盤に渡って使用できる時点で十分に有用な品といえる。値段も安く、使い易い。
素早さ [パラメータ名]
- 仲間の場合は戦闘中に移動する速さ、主人公の場合には逃走率にも関わってくる数値。高いと何かと便利。
- 全体的に力強さ系統の職と相性がよいものの、知性系統でも学者によって上げることができるため、下がった状態からでも比較的上げ易いパラメータとなっている。
スモールメタル(small,metal) [防具]
鋼でできた小型の盾
。
- 常に売られている盾の中では最高の能力を誇り、同価格のラージレザーやリングメイルよりも能力において優れる。ラージメタルに比べると幾分損な感があるものの、手軽に装備を調える分には有用な品。
スモールレザー(small,leather) [防具]
固い皮と金属を組み合わせた小型の盾
。
- 軽いとはいえ、この価格でインナーチェインが二着買えることを考えると、有用性については微妙かもしれない。それでもレザーアーマーよりは優れた装備といえる。
スリープ・ミスト(sleep,mist) [魔法]
- 水属性 第二の魔法。
指定した一体を眠らせる
。
- かけた相手によっては非常に厄介な現象を引き起こすとはいえ、無効化できる相手が少なめで、とりあえずは使える。ただし後半の相手になると一瞬で回復してしまうため、普通に使用する場合にはMPの無駄になる可能性も考えておく必要がある。
- 戦闘モードがタクティカルである場合には、敵から受けても全く脅威にならないという特徴がある。
スリングショット(sling,shot) [武器]
簡単な投石器
。
- MFの専用装備であるだけあって、非常にコストパフォーマンスに優れる遠隔武器。
- 低レベルでは同価格帯の通常武器よりも大きなダメージを与えられ、また基本的に打たれ弱い時期でもあるために、遠隔武器であることも利点となる。片手で使える唯一の弓である点も特長といえる。
生命力 [パラメータ名]
気絶状態から復活するための体力値
。
- 気絶状態と死状態の境界を決めるパラメータ。職業の条件としても大きく関わっており、4以下になるとかなり就業が制限される。
- クレイム化の進行にも関わってくる値であるらしい。
- 低下させることは易しく得ることは難しいパラメータであるために、職業選択の際にはこの値を低下させないようにするということが最初の指針となる。
石化 [状態異常]
- HPが三分の一を切るまで、全く行動できなくなる状態異常。ガーゴイルやファングゴーストの通常攻撃を受けると、陥ることがある。即死性は少ない状態異常ではあるものの、かなり厄介な状態。
- アンチフリーズを習得する、もしくはHPを三分の一以下のままにして戦うといった対策がある。しかし後者の性質には気づきにくく、解除されては回復→石化というパターンに陥り易い。
- 可能ならば、石化を受ける前に魔法などで対処することが最善の対策となる。
僧侶 [職業]
- 本来は仏道に入った者を特に指す言葉であるらしい。しかしいつごろからか、ゲームの世界では西洋(風)の宗教者を指す言葉として使われることが多くなった気がする。対して司祭という訳語は、ゲーム世界においてはそれほど見られない。
- 武士や僧兵の存在する世界背景であるため、Wizap!においてはどちらを指しているかは判然としない。
- 変化能力値は農民と同じであり、ディスペルの習得や資金の入手を目的として含む場合には僧侶、能力値変化に主眼をおく場合には農民として使い分けられる。
ソウル・アンガー(soul,anger) [魔法]
- 闇属性 第四の魔法。
指定した一体は狂戦士と化す
。
- 対象として術者を指定することはできない代わり、なぜか敵を指定することもできる。
- それなりに力強さへのボーナスが望めるため、生命力に余裕があれば、かけてもよいかもしれない。
ソード(sword) [スキル]
装備している剣の命中率をアップ
するスキルだったらしい。実際には近接攻撃でのダメージも多少上がり、また素手などにも効果を及ぼす。
- 実質的に力強さを上げる効果を得られるものの、習得のためには条件として高い力強さを要求する職につく必要があるため、必要性については微妙なものがあるスキル。
ソード・ブレイズ(sword,blaze) [魔法]
- 火属性 第三の魔法。
指定した一人の武器の攻撃力を上げる
。
- 重ねがけが可能な、攻撃力上昇魔法。強攻撃や特定の武器には影響しないという弱点があるとはいえ、通常攻撃の限りにおいて、弱い武器を最強武器に仕立て上げることもできる。
- 無限にダメージが上昇するかといえばそんなことはないらしく、なんらかの限界値が定められているようにも見える。十分な武器があれば、無理に使う必要はないかもしれない。
ゾンビー(zombie) [敵]
- 魔法によって動かされる、生ける屍。
- 純粋にレベルが高く、風耐性もあるため、レベルが低いうちに遭遇すると苦戦する。
- しかしアクシデントで出現する期間は短く、害虫退治で遭遇する際にはほかにも厄介な相手が並ぶため、今一つ影が薄い感がある。
- こちらのレベルが5を越えていればMLを優先して使用するようになるため、脅威も薄れる。